富士通の戦略フレーム「Fujitsu Uvance」
富士通は2020年から「Fujitsu Uvance(ユーバンス)」を事業戦略の核に据え、 「ハードウェア・SI売り」から「社会課題解決型DXサービス」へのシフトを宣言しています。 商談で富士通と話すとき、相手がどのUvance領域を担当しているかを把握することが入口になります。
Vertical領域(社会課題ドリブン・業界別)
Sustainable Manufacturing
製造業のサプライチェーン・工場DXによるカーボンニュートラル実現
Consumer Experience
小売・流通・サービス業における顧客体験変革とビジネスモデル革新
Healthy Living
医療・ヘルスケア分野の健康寿命延伸・医療DXの推進
Trusted Society
金融・公共・自治体での信頼できる社会基盤・セキュリティ構築
Horizontal領域(全業界共通テクノロジー基盤)
Digital Shifts
クラウド移行・ハイブリッドIT・デジタル基盤の構築
Business Applications
業務アプリ・データ分析・AI活用基盤の提供
Hybrid IT
オンプレ+クラウドのハイブリッドインフラ最適化
Sustainable Manufacturing(製造DX)とTrusted Society(公共・自治体)が最も商機が大きい。 製造現場でのIoT回線・現場スマホ、自治体でのタブレット端末・職員用SIMなど、モバイル接続基盤の需要が高い。 Horizontal領域のDigital Shiftsでは、クラウド移行に伴うモバイルワーク回線の切り替え提案も有効。
製造・現場DX ソリューション
| ソリューション名 | 概要 | 楽天モバイルとの接点 |
|---|---|---|
| FUJITSU IoT Platform (FJcloud-O IoT Platform) |
センサー・デバイスからのデータ収集・蓄積・分析を行うクラウド型IoT基盤。製造・物流・小売の現場データをリアルタイムに可視化 | IoT回線・SIM |
| センサープラットフォーム (富士通フロンテック) |
温度・湿度・位置・振動を検知するLPWAセンサーと収集基盤。工場・倉庫・輸送の状態管理に対応。MQTT通信対応 | IoT回線・SIM |
| RFID ソリューション (富士通フロンテック) |
RFIDタグ・リーダー・プラットフォームのワンストップ提供。製造ライン・流通の複数一括検品・作業効率化を実現 | 読み取り端末用SIM |
| 工場DX・工場IoTソリューション (富士通ネットワークソリューションズ) |
工場内ネットワーク構築・セキュリティ・データ活用・運用支援をワンストップ提供。Private 5G/LTE連携にも対応 | 法人回線・IoT SIM |
製造業の現場DX案件でのセット提案
工場IoT/センサー基盤
IoT SIM・法人回線
大手メーカー・中堅工場
富士通がIoTプラットフォームと現場ネットワーク構築を担当し、接続回線に楽天モバイルのIoT SIMを採用。 センサー・AGV・工場カメラの通信を一元管理。コスト訴求はSIM単価の安さ+富士通の運用サポート。
参照:富士通フロンテック IoTソリューション / 富士通ネットワークソリューションズ 工場DX
公共・自治体 ソリューション
| ソリューション名 | 概要 | 楽天モバイルとの接点 |
|---|---|---|
| MICJET MISALIO | 30年以上の導入実績を持つ自治体向け住民情報ソリューション。住民記録・税務・国保・年金・福祉を統合管理。「スマート窓口」機能で申請のデジタル化も実現 | 窓口タブレット用SIM |
| MICJET スマート窓口 | 行政手続きのデジタル化を実現する窓口システム。住民がスマートフォン・タブレットからいつでも申請可能。書かない窓口の実現 | 住民スマホ・タブレット |
| IPKNOWLEDGE 庶務事務システム | 自治体職員向けの総務・庶務業務デジタル化ツール。タブレット対応で現場での承認・記録が可能 | 職員用タブレット・SIM |
| SuperCALS 電子調達 SaaS | SaaS型電子調達ソリューション。入札・発注・情報公開業務を一元管理。クラウド利用で端末・回線コスト最適化が課題 | 業務用モバイル回線 |
| SuperCALS 公共施設マネジメント SaaS | 公共施設の情報集約・利活用管理。施設管理員向けモバイル端末での現場入力に対応 | 現場管理員用SIM |
自治体のDX推進案件でのセット提案
MICJET・IPKNOWLEDGE
タブレット+法人SIM
市区町村・都道府県
富士通が行政システムを刷新する際、職員配布タブレット・窓口端末の回線に楽天モバイルを採用。 1自治体で数十〜数百台単位の一括導入になる。コスト面での優位性が決め手。
参照:富士通 自治体ソリューション / 地方自治情報化推進フェア2025出展情報
モバイルワーク・テレワーク ソリューション
| ソリューション名 | 概要 | 楽天モバイルとの接点 |
|---|---|---|
| FUJITSU Work Life Shift | 17システム・59サービスを組み合わせた働き方変革ソリューション群。Smart Working・Borderless Office・Culture Changeの3カテゴリ。モバイルワーク基盤の整備も含む | 業務スマホ・SIM |
| モバらくだ Desktop Access | PCリモートコントロールサービス(富士通ネットワークソリューションズ)。外出先からスマホ・タブレットで自席PCを遠隔操作。専用サーバー不要のクラウド型 | アクセス用モバイル回線 |
| モバらくだ Virtual Browser | スマートデバイスから社内WebシステムへBYODでセキュアアクセス。独自の高速表示技術(RVEC)搭載。BYOD推進企業向け | BYOD対応SIM提案 |
| FENCE-Mobile RemoteManager | エンタープライズ向けMDM(モバイルデバイス管理)サービス。iOS・Android・Windows対応。リモートロック・ワイプ・資産管理・アプリ配信機能を搭載。クラウド型・パッケージ型を選択可能 | 管理対象SIMの調達 |
| 富士通シンクライアント (FUTRO Sシリーズ) |
超薄型モバイルシンクライアント端末。セキュアなVDI・リモートワーク環境を実現。外出先での社内接続に最適 | 外出先接続用SIM |
FENCE-Mobile RemoteManager とのセット提案(MDM × SIM)
FENCE-Mobile RM(MDM)
法人SIM一括発行・管理
全国展開の営業部隊等
MDMツール(FENCE-Mobile RM)で端末を管理しつつ、SIMは楽天モバイル法人プランに一本化。 「MDMも回線管理も富士通経由でまとめられる」パッケージとして提案。 HR部門や情シス担当者への訴求ポイントになる。
参照:富士通ネットワークソリューションズ モバらくだシリーズ / FENCE-Mobile RemoteManager 製品ページ
AI・データ活用 ソリューション
| ソリューション名 | 概要 | 楽天モバイルとの接点 |
|---|---|---|
| Fujitsu Kozuchi (AI Platform) |
富士通の企業向けAI活用基盤(2023年〜)。生成AI・予測AI・画像認識・自然言語処理などのAI機能をAPIで提供。エンタープライズ向けにプライバシー・セキュリティを担保したAI活用環境 | エッジAI用接続回線 |
| 量子コンピュータ (Fujitsu Quantum Computing) |
スパコン「富岳」で培った計算技術を応用した量子コンピュータソリューション。物流最適化・創薬・金融リスク計算などに活用。2025年商用展開加速中 | 現状は接続点なし |
| Data Intelligence (データ分析・AI基盤構築) |
企業のデータを収集・統合・分析する基盤構築サービス。IoTデータ・業務データをAIで分析し経営判断を支援。モバイルデバイスからのデータ収集もスコープ | モバイルデータ収集基盤 |
Kozuchiを活用したエッジAI推論(製造現場の異常検知・流通の在庫予測など)では、 センサーやカメラからのデータをリアルタイムにクラウドへ送るエッジ接続回線が必要。 ここに楽天モバイルのIoT SIM・法人回線が入り込む余地がある。 2025年以降、「AI×エッジ×モバイル」のセット提案が増加すると見込まれる。
参照:富士通 Kozuchi(AI Platform)サービスページ / 富士通統合レポート2024
富士通 × 楽天モバイルの既存協業実績
Open RAN ソリューション共同開発・インテグレーション
楽天モバイルの「Rakuten Communications Platform(RCP)」に、富士通製O-RAN仕様 4G/5G 無線装置(Radio Unit)をインテグレーション。 Open RAN標準に基づくマルチベンダー構成を世界に先駆けて実現し、グローバル展開を推進。
Beyond 5G(6G)基金事業への共同提案採択
NTT・KDDI・富士通・NEC・楽天モバイルが総務省/NICTの「革新的情報通信技術基金事業」に共同提案し採択。 6G技術開発に向けた産官学連携の主要プレイヤーとして共同参画。
5G Sub6基地局への富士通製無線装置「44R21」採用
楽天モバイルが5G Sub6帯の基地局展開にO-RAN標準の富士通製無線装置「44R21」を採用。 国内外ベンダーとの相互接続実績を活かしサプライチェーンリスクを低減。 楽天モバイルの5G品質強化に富士通が技術面で貢献。
富士通は楽天モバイルの5Gネットワーク構築に実際に関与している技術パートナーです。 これは法人営業の文脈でも強力な実績として使えます。 「富士通とはネットワーク層でも一緒に仕事をしている」という事実が、 富士通の法人担当者に楽天モバイルの信頼性を伝えるうえでの強いバックストーリーになります。
参照:楽天モバイルプレスリリース 2021/05/18、2025/03/03 / 富士通プレスリリース 2024/10/22
業界別 具体提案シナリオ(4選)
スマート工場 × IoT回線 ― 富士通センサー基盤+楽天モバイルIoT SIM
顧客課題:製造現場の機器状態・環境を可視化したいが、有線LANの敷設コストが高い。
富士通の役割:センサープラットフォーム+工場DXシステム(FJcloud-O IoT Platform)を構築
楽天モバイルの役割:センサー・カメラ・AGV向けIoT SIM(月額コスト大幅削減)を提供
訴求ポイント:通信コスト削減+富士通の一括運用サポート
書かない窓口 × タブレット ― MICJETスマート窓口+端末・SIM一括導入
顧客課題:マイナンバー対応・行政DXの推進で職員・窓口タブレットが急増。端末と回線の調達コスト圧縮が命題。
富士通の役割:MICJET MISALIOによる住民情報システム刷新+スマート窓口構築
楽天モバイルの役割:職員配布タブレット向け法人SIM一括導入(数十〜数百台)
訴求ポイント:大手3社比でSIM単価が安い。自治体の予算削減要求に応えやすい
MDM × 法人SIM一元管理 ― FENCE-Mobile RM+楽天モバイル法人プラン
顧客課題:社員に配布したスマホ・タブレットの管理がバラバラで、キャリアもMDMも別々に契約している。
富士通の役割:FENCE-Mobile RemoteManagerでデバイス管理を一元化(iOS/Android/Windows対応)
楽天モバイルの役割:法人SIMをMDM管理対象とセットで提供
訴求ポイント:「端末管理も回線管理も富士通経由でまとめられる」というワンストップ提案
店舗DX × ハンディ端末回線 ― RFID+楽天モバイルSIM
顧客課題:店舗の在庫管理・入荷検品をデジタル化したいが、ハンディ端末の通信コストが高い。
富士通の役割:RFIDソリューション(タグ・リーダー・プラットフォーム)を一括導入
楽天モバイルの役割:ハンディ端末・店舗タブレット向けIoT SIM・法人SIMを提供
訴求ポイント:大手比でSIM料金が安く、多店舗展開時のコスト差が大きくなる
商談で使える3つのキーメッセージ
「富士通とは、5G基地局の無線装置でも一緒に仕事をしています。」
2025年3月に楽天モバイルが採用した富士通製O-RAN無線装置「44R21」の事実を使う。
技術パートナーとしての信頼性を先に確立することで、法人サービスの提案が通りやすくなる。
「富士通が作ったシステムに、楽天モバイルの回線を組み込むだけでコストが下がります。」
FENCE-Mobile RM・工場IoT・MICJETなど、富士通ソリューションの利用者が既にいる。
その端末・センサーの通信を楽天モバイルに切り替えるだけで月額コストが削減できる提案は受け入れやすい。
「富士通のDX提案をより安く完成させるパートナーとして使ってください。」
富士通の営業にとって「コスト競争力のある通信基盤」を提案に組み込めることはメリット。
楽天モバイルは「安くて使える法人回線」として富士通のソリューションコストを下げる存在として位置づける。
「富士通さんのお客様に出しているIoT・DXの提案、回線コストで困っていませんか? そこに楽天モバイルを入れると、SIM単価で〇〇%削減できます。 FENCE-Mobile RMとのセット提案も用意しています。」