富士通の歴史

創業から現在までの歩みと主要な転換点

創業と草創期(1935〜1950年代)

1935年
富士電機製造(現・富士電機)から通信機部門が独立し、富士通信機製造株式会社として設立。社名「富士通」はFUJI TSU(通)信機の略称。
1954年
日本初のリレー式コンピュータ FACOM 100 を完成。コンピュータ事業へ参入。
1959年
トランジスタ式コンピュータ FACOM 222 を開発。商用コンピュータ事業を本格化。

コンピュータ事業の確立(1960〜1970年代)

1961年
社名を富士通株式会社に改称。コンピュータ専業メーカーとしての方向性を明確化。
1968年
汎用大型コンピュータ FACOM 230シリーズ を発表。IBMと競合する国産コンピュータの主力製品に。
1972年
アムダール社(米国)と提携。IBMアーキテクチャ互換機の開発・販売で国際展開の基盤を構築。
1976年
スーパーコンピュータ FACOM VP-100 開発に着手。科学技術計算分野での地位を確立。

グローバル展開と多角化(1980〜1990年代)

1990年
英国ICL社を買収。欧州市場への本格進出を果たし、グローバルIT企業として躍進。
1993年
パソコン FMV(FM TOWNS V)シリーズを発売。一般消費者向けPC市場でシェアを拡大。
1997年
インターネットサービスプロバイダー @nifty を設立。インターネット事業に参入。

ITサービス企業への転換(2000〜2010年代)

2000年
ハードウェア製造からITサービスへの事業転換を本格化。SI(システムインテグレーション)事業を中核に。
2009年
シーメンスのIT部門(Siemens Enterprise Networks)を買収。グローバルSI企業としての規模を拡大。
2011年
スーパーコンピュータ 京(けい) が世界1位を獲得(TOP500)。技術力を世界に示す。
2016年
PC・携帯電話事業を分社化。コア事業をITサービス・ソリューションに集約する構造改革を推進。

DX企業への再定義(2020年代〜)

2020年
「Fujitsu Uvance」構想を発表。社会課題解決型のDX企業への転換を宣言。国内外の事業をサステナビリティ軸で再編。
2021年
本社機能を東京・汐留から川崎テクノロジースクエアに移転。リモートワーク推進と働き方改革を加速。
2022年
スーパーコンピュータ 富岳(ふがく) がTOP500で4期連続世界1位を達成。量子コンピュータ研究も本格化。
2023年
生成AI活用基盤 Fujitsu Kozuchi(AI Platform) を提供開始。企業向けAI活用支援を強化。

事業ポートフォリオ(現在)

セグメント内容主な製品・サービス
テクノロジーソリューションITサービス・システム構築クラウド、SI、アウトソーシング
デバイスソリューション電子部品・半導体LSI、電子部品
ユビキタスソリューションPCおよび携帯端末LIFEBOOK(PC)

数字で見る富士通

会社概要(2024年度)

設立1935年(創業から約90年)
売上収益約3.7兆円
従業員数約124,000名(グループ全体)
事業展開100カ国以上
本社神奈川県川崎市

IT営業として押さえるポイント

強み
近年の方向性
富士通は「日本最大のITサービス企業」として官公庁・金融・通信など社会インフラ系の顧客基盤が厚い。競合はNTTデータ、NEC、日立など。近年はグローバル展開とDX事業への転換を急いでいる。