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世界経済全体のサマリー(2024年)
世界計(WLD)の名目・実質GDP。日本の産業別レポートと異なり、名目は為替レートの影響を受けるドル建て
世界の名目GDP(2024年)
111.7兆ドル
実質GDPは96.8兆ドル(2015年基準)
世界の実質GDP 10年CAGR(2014→2024)
+2.79%/年
名目は+3.36%/年(ドル建て)
実質10年CAGRトップ国
インド
+5.83%/年(中国+5.77%/年が僅差で続く)
市場規模トップ国
アメリカ
実質22.7兆ドル・世界の実質GDPの約23%
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主要国別 名目・実質GDP推移(1994〜2024年)
主要16カ国。2024年の実質GDPが大きい順に配置。単位は兆ドル(current US$/constant 2015 US$)。縦軸のスケールは国ごとに異なる
名目GDP(current US$)
実質GDP(constant 2015 US$)
グラフにカーソルを合わせると年ごとの値を表示
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市場規模 × 成長率で見る成長国マップ
横軸=2024年実質GDP(市場規模)、縦軸=実質GDP 10年CAGR(2014→2024)。バブルの大きさは2024年名目GDP
世界全体の実質成長率(+2.79%/年)を上回る
世界全体を下回る
バブルサイズ=名目GDP規模(大きいほど市場規模が大きい)
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分析:世界のどこが成長市場なのか
市場規模と実質成長率の両面から、有望な国・注意が必要な国を整理
世界全体の実質GDP10年CAGRは+2.79%(名目+3.36%)で、日本の産業別レポートで見た日本経済(実質+0.56%/年)よりはるかに高い伸び率にある。 世界経済の成長を牽引しているのは、依然として新興国・アジア勢である。
✅ 高成長を続ける市場規模上位国
- インド(実質3.4兆ドル、実質CAGR+5.83%/年):16カ国中トップの成長率。直近5年の実質成長率も+27.7%と勢いが持続。
- 中国(実質18.5兆ドル、実質CAGR+5.77%/年):世界2位の市場規模を維持しながら高成長率も両立。直近5年実質+26.8%。
- インドネシア(実質1.2兆ドル、実質CAGR+4.20%/年):規模はまだ小さいが東南アジアの中核市場として着実に拡大。
- アメリカ(実質22.7兆ドル、実質CAGR+2.49%/年):世界最大の市場規模でありながら先進国の中では高い成長率を維持。
⚠️ 為替の影響・成長鈍化に注意が必要な国
- 日本(実質4.7兆ドル、実質CAGR+0.56%/年):ドル建て名目GDPの10年CAGRは-1.72%とマイナス。円安の影響でドル換算した経済規模は縮小して見えるが、自国通貨(円)ベースの実質成長率は日本編レポートの通り+0.56%/年でプラス。ドル建て指標だけで日本経済の停滞を語ると為替要因を過大評価するリスクがある。
- ブラジル(実質2.0兆ドル、実質CAGR+0.82%/年):実質はプラス成長でも名目ドルCAGRは-1.16%。通貨(レアル)安の影響が大きい。
- ドイツ(実質3.7兆ドル、実質CAGR+0.88%/年):欧州最大の経済規模だが実質成長は日本と同水準まで鈍化。
- ロシア(実質1.6兆ドル、実質CAGR+1.54%/年):地政学リスク・制裁の影響で市場データの解釈には留意が必要。
総括:市場規模と実質成長率を掛け合わせると、①インド・中国が「大きくて速い」成長ドライバーの中心、 ②インドネシアのような新興国が次の拡大市場の候補、③アメリカは最大市場でありながら実質+2%台の成長を維持する数少ない先進国——という構図が浮かび上がる。 一方で日本・ドイツ・ブラジルのような国は、ドル建て名目値だけで経済の勢いを判断すると為替変動の影響を実態以上に読み取ってしまう点に注意が必要で、自国通貨建ての実質成長率を必ず併せて確認すべきである。
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主要国ランキング(実質GDP10年CAGR順)
16カ国の市場規模・成長率一覧。上記チャートの数値をすべて含むテーブルビュー
| 国 | 2024年 実質GDP | 2024年 名目GDP | 実質CAGR(10年) | 名目CAGR(10年・ドル建て) | 実質成長率(直近5年) | 判定 |
|---|
判定の基準:実質GDP10年CAGRが +2.5%以上=「実質成長」/ 0%〜+2.5%=「実質横ばい」/ 0%未満=「実質縮小」(世界全体の伸び+2.79%を目安に、日本編より高い閾値を採用)。
為替に関する注意:名目CAGRは自国通貨ベースではなくcurrent US$(ドル建て)のため、対ドルで自国通貨が減価した国は実質がプラスでも名目CAGRがマイナスになる場合がある(日本・ブラジル等)。国同士の実力を比較する際は実質CAGRを優先して参照すること。