国内通信市場は伸び悩み、キャリア各社は大型産業への拡張を加速

左:国内通信市場 売上高・成長指数の推移(2020-2025年度) 右:日本の産業別GDP構成と伸び率(2024年・2020年比、上位12業種)
各社決算資料・内閣府「国民経済計算」を基に作成
作成日:2026年7月13日
通信キャリア4社 売上高の推移(兆円)
ドコモ・KDDI・ソフトバンクはグループ連結売上高、楽天はモバイルセグメント売上収益
売上高の成長指数(2020年度=100)
絶対額の差が大きい4社を同一軸で比較。楽天モバイルのみ突出した伸び
日本の産業別GDP構成(兆円・付加価値ベース)と伸び率
内閣府「国民経済計算」経済活動別GDP・バーの規模は名目(2024年暦年)。右端は2020年→2024年の名目/実質(物価変動除く)伸び率
通信・放送業(4社の本業) 拡張先候補(金融・保険/小売)
結論 通信各社の売上高は大手3社が横ばい〜微増(5年で+6〜26%)。国内には金融・保険業(28兆円=通信の2.1倍)・小売業(34兆円=2.5倍)という大型産業が存在するが、勢いは対照的:金融・保険業は名目+26%・実質+22%と物価を除いても高成長、小売業は名目+7.6%でも実質は-4.6%(見かけ上の成長で実量は縮小)。通信・放送業も実質+9.3%が名目+7.9%を上回り、値下げの中で利用量は着実に伸びる。楽天モバイルのみ縮小気味の小売側から通信へ参入し、5年で売上指数336(約3.4倍)に急拡大。