世界の市場規模(国別・産業別)と日本の産業別市場規模を俯瞰したうえで、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルの各社が通信事業の外側で広げる金融・EC事業の規模を、対象産業全体の市場規模と重ねて可視化する。ブロックの面積が市場規模(金額)に比例する。
まず全体感として、世界経済における国別の規模と、主要産業の世界市場規模を面積で比較する。
世界の産業別市場規模と同じ形式で、国内主要20業界の市場規模を面積で比較する。そのうえで、通信・金融(銀行)・EC・保険という各産業の内側に、通信キャリア各社がどれだけの規模を占めているかを色付きブロックで重ねて示す。
| ドコモ(金融・決済収益) | 4,483億円 |
| ソフトバンク(ファイナンス事業売上高) | 4,045億円 |
| 楽天(フィンテック事業売上収益・推計) | 10,181億円 |
| 合計 | 18,709億円 |
ドコモ・KDDI・ソフトバンクはEC「プラットフォーム」としての直接参入規模は僅少で、d払い・au PAY・PayPayなど決済インフラとしてEC取引に関与する形にとどまる。楽天のみがEC事業者として市場の約4分の1を占める唯一の通信系プレイヤー。
通信事業で得た顧客基盤・キャッシュフローを原資に、各社が金融・決済領域でどれだけの事業規模を築いているかを直接比較する。
| 会社 | グループ売上高 | 通信事業 | 金融・決済 | EC・その他成長領域 | ポジショニング |
|---|---|---|---|---|---|
| NTTドコモ | 6兆2,131億円 | 約4兆9,800億円 | 4,483億円 | スマートライフ他 約7,800億円 | 通信本業が主軸、金融は成長エンジンの一つ |
| KDDI | 5兆9,180億円 | 大部分 | 非開示(取扱高8.1兆円) | エネルギー・ローソン等含む非通信事業拡大中 | 金融含む非通信事業を積極拡大、開示は粗い |
| ソフトバンク | 6兆5,443億円 | 約5兆円台後半 | 4,045億円 | 流通・メディア等含む | PayPay統合で金融が急成長・黒字化達成 |
| 楽天グループ | 2兆2,792億円 | 4,407億円(モバイル) | 10,181億円(推計) | 8,204億円(インターネットサービス=EC等) | 通信が最小セグメント、EC・金融が主力の逆転構造 |